そもそも、むち打ち症に関して保険会社は「他覚所見」(画像など)がないことを根拠に早期に治療の打ち切りを行うことが通常です。
このような保険会社に対抗し、適切な治療をうけるためには、
①保険会社と交渉し、症状の重篤さを訴え、治療期間を延ばす
②それでも治療が打ち切られてしまったら、医師の協力のもと、自費で通院し、自賠責に自費分の治療費を請求する(自費で通って自賠責に請求するパターン)
③訴訟で自費分の治療費を直接相手方に請求する
といったパターンが考えられます。
このように、相手方保険会社の治療打ち切りの判断に対し、何らかの対抗策をとらないと、適切な治療、賠償金を得ることはできません。しかしながら、このような対抗策は、交通事故被害者が独自に行うことは、極めて難しいものと言わざるを得ません。
それゆえ、一度弁護士にご相談していただくことをお勧めいたします。