どうも、札幌の弁護士の立花です。
今日は交通事故のコラムです。
交通事故の被害に遭われた方が初期にやっておきたいことについてお話します。
まず、事故に遭った方が何よりも先にやっておかなければならないことは、自身の体に痛みや違和感があれば、「すぐに病院に行くこと」です。
これはなぜかというと、事故から時間が経った後に病院に言った場合、自賠責保険や保険会社から、事故と症状の因果関係が否定される恐れがあるからです。
要するに、事故後、必要な治療を受けるためにもまずは、病院に行くことが先決なのです(病院に行く前には、相手方保険会社に連絡しておいてください)。
また、もう一つやっておきたいこととしては、「ドライブレコーダーの映像を保存すること」です。
最近、ドライブレコーダーを付けている方はかなり増えています。
しかしながら、操作方法が分からず、事故後に映像が消えてしまったという方は意外と多いです。
ドライブレコーダーによっては、映像が上書きされるものもあり、そういったドライブレコーダーは、事故から時間が経つと映像が消えてしまう可能性がございます。
それゆえ、事故後すぐに、ドライブレコーダーの映像は保存しておく必要があります。
また、もう一つやっておいた方がいい事としては、着衣物や所持品などに損傷が生じた場合、そういった「物の撮影や保管」です。
保険会社によっては、着衣物や所持品等の物が事故によって壊れたとしても、その証拠がないと、賠償金を払えないという対応をしてくることがあります。
それゆえ、物の損傷状況の証拠を確保しておく必要があります。
もちろん、この他にも、当然にやっておいた方がいい事としては、加害者側の連絡先の確保、警察への連絡、実況見分の立ち合い、自分が加入する保険で事故に適用されるものがあるかの確認等もあります。
以上、今日は、交通事故に遭った方がまずやっておいた方がいいことのコラムでした。
ぜひ、交通事故に遭われた方は、参考にしてみて下さい。