どうも、札幌の弁護士の立花です。
今日は、雑記のコラムです。
最近、AI化の波がどんどん来ている気がします。
特に「ChatGPT」が流行り始めてからその勢いは加速しています。
この中で、私が気になっている問題は、AI絵師の問題です。
イラストレーターなどは、自らの手によって絵を描き、収入を得ています。
しかしながら、最近、AI技術によって、AIがイラストなどの作品を学習し、勝手にいい感じのイラストを描いてくれるAI絵師というものが、登場し、議論を呼んでいます。
どういう問題化というと、AI絵師は、イラストレーターの描いた作品をAIに「学習」させ、絵を書いています。
そうなると、AI絵師は、ある種既存のイラストレーターのフリーライドなのではないかという問題があります。
さらには、著作権等の法整備が追い付いていないという問題や、単純に感情論として、AI絵師への違和感やイラストレーターという職業自体への脅威という文脈で語られることもあります。
私は、このAI絵師に関する議論について、答えは無いと思います。
ネット上でなされる議論は、どちらもポジショントークだと思うからです。
ただし、私は、このAI化の波を止めることはできないと思います。
思い返せば、2000年後期、youtubeができた当初、様々なアニメやドラマが無法的にネットで視聴可能になりました。
どう考えても違法性があったと思いますが、そのあまりの有益性にyoutube等の動画配信サービスは広がり続けました。
さらに、当時、インターネットに動画をあげることは、「危険すぎる」ものでした。
それが今では、老若男女問わず、みんなが「動画」をあげています。
このように、本当に便利で有益な物は、多少の規制程度では、事実上広がっていくのです。
このAI絵師も、良いか悪いかはさておき、やはりその利便性からどんどん広がっていくのだろうと思います。
デジタル化の波は歴史上、止めることはできないのです・・・
そんなデジタル化の中で、様々な権利侵害がなされている背景があります。
誹謗中傷、肖像権侵害等でお困りの方は、ご相談ください(結局、宣伝かい!)