ホスラブに対する開示は、経験のある事務所に頼んだ方がいい理由(IT事件)No.228

 どうも、札幌の弁護士の立花です。

 

 今日は、IT事件に関するコラムです。

 

 

 

 当所は場所柄か、ホスラブに書き込まれた方のご相談がすごく多いです。

 

 このホスラブ、他の掲示板に比べ、難しい点がいくつかあります。

 

 まず、ホスラブの運営主体が公表されていない点が挙げられます。

 

 この点、当所はホスラブの運営主体を知っておりますし、頑張れば、探すことが可能です(ホスラブ運営主体から来る書面には、運営元などの情報は非公開にしてほしいと書かれていますので、ここでは公表できません)。

 

 

 

 ホスラブの運営主体が分かったとしても、次はどこに書面を送ればいいのか分からない方が多いと思います。法律的に言えば、送達場所が難しいです。

 

 これは、これまでホスラブに関する削除請求や開示請求を行っていないと、なかなかたどり着けないのではないかと思います。

 

 この情報は、ネットには落ちていないと思います。

 

 

 

 

 この他難しい点としては、ホスラブへの開示は、まずホスラブ運営主体にIPアドレス等の開示を行った上、アクセスプロバイダに第2段階の開示を行わなければならないことも挙げられます。

 

 要するに、2回の裁判手続きを行わないと、相手方へたどり着けないことが多いです。

 

 そうすると、書き込みからかなり早い段階でご依頼いただき、弁護士サイドも迅速に動けない場合、書き込み者の特定まで至らない点も難しい点と言えそうです。

 

 

 

 

 このように、ホスラブの開示は、正直、経験の無い弁護士だとかなり難しいのではないかと思います。

 

 当所は、ホスラブであっても、開示決定を得ていますので、是非、心配せずご相談下さい。

 

 以上、ホスラブの開示は、ホスラブ開示の経験がある弁護士への相談の方が良いですという、身も蓋もないコラムでした。

 

 

 

 弁護士 立花志功

2023年06月13日