新人の季節~新人弁護士が業界へ来る~(業務雑記)No.254

 どうも、札幌の弁護士の立花です

 

 今日は、業務雑記のコラムです。

 

 

 

 一般に、弁護士になるには、司法試験に合格した後、司法修習という1年間の研修を経て、二回試験という試験を合格する必要があります。

 

 先日、その二回試験の発表及び多くの新人弁護士が一斉に登録する、一斉登録日がありました。

 

 要するに、今年もまた、多くの弁護士がこの業界に足を踏み入れることになったわけです。多くの新人さんは、頑張ってほしいと思います。

 

 もっとも、これで弁護士の数は、更に増えることになります。

 

 

 

 社会において、弁護士の人口は増え続けています。

 

 これは当たり前で、弁護士をやめる人よりも登録する人の方が多いからです。

 

 しかしながら、事件の数というのはそれほど増えていません。

 

 するとどうなるか・・・弁護士一人当たりの事件数というのは減少します。

 

 その結果、マスコミ報道にもあるように、弁護士の平均所得は減少しています。

 

 

 

 厳しいですね~。小中学生のなりたい職業ランキングから弁護士が消えて久しいです。

 

 弁護士のことをあまり知らない知人と会うと、大体開口一番、「弁護士って、最近食えないんでしょ?」と言われることも多いです(本当です泣)。

 

 幸い、自分は開業して何とかご飯を食べさせてもらっていますが、これも全てご相談者様、ご依頼者様、職員等の皆さんのおかげです。

 

 ただ、この状況がいつまで続くかは分かりません。

 

 なにせ、今年、司法試験合格者は、例年に減るどころか、「増え」ています。

 

 

 

 国としては、弁護士を保護するよりも、社会の経済競争の中で、各自生き残るための自助努力を図るべきという発想なのかもしれません。

 

 もう、難関資格に合格しさえすればご飯を食べれる・・・そんな時代は終わっています。

 

 自分も資格に固執せず、求められることで社会に貢献し、その結果として、生きていければよい・・・そんな風に思っています。

 

 新人さんに負けないように、頑張ります。

 

 以上、今日は、新人が業界にやってきたというコラムでした。

 

 

 

 弁護士 立花志功

2023年12月19日