新人弁護士は、どう過ごすべきか(雑記) No.45

 どうも、札幌の弁護士の立花です。

 

 

 どうやら、今日は、新人弁護士の一斉登録日(司法修習を終了した新人弁護士の多くが弁護士としての登録を行う日)だったようです。

 

 とすると、人によっては今日から弁護士としての活動を開始する方もいらっしゃると思います。

 

 

 まずは、誠におめでとうございます。今持っている初心を忘れず、頑張ってください。

 

 私からアドバイスできることはありません。以上です・・・・・・では、あまりに味気が無いので、新人弁護士がどのように動くとよいのか、私なりの経験を踏まえて、まとめます。

 

 

 

 まず、仕事をすること自体に慣れるよう努めると良いかと思います。

 

 司法試験を受験してきた方の多くは、社会人経験もない中、勉強ばかりしてきた人だと思います(かつて、私もそうでした)。

 

 そうすると、弁護士1年生である前に、「社会人1年生」でもある方が多いかと思います(修習生は、学習という側面があるため、純粋な「社会人」とは言えないと考えます)。

 

 

 

 学生や専業受験生だと、「朝寝坊しない」、「体調の自己管理をする」などの社会人としての基本を意識しなくても容易に生きていけたかと思います。

 

 しかしながら、社会人だと、そういった本当に基礎基本を遵守することは勿論、マインドセットを「仕事第一優先」に変えるなど、自分を「社会人モード」に変える必要が出てきます。

 

 このように、弁護士である皆さんは、「弁護士1年生」として身に着けるべき事項は勿論、「社会人1年生」の基礎基本も身につけなければなりません。

 

 意外と、これは大変です(フレッシュマンの宿命です)。

 

 

 

 そういった意味で、まずは、周りの社会人を見て、社会人に擬態するすべを身に着けるのです。

 

 次に弁護士としてのスキル面でのアドバイスですが、加入した事務所の仕事についていくだけでも、能力の向上が見込めるため、まずは、必死に事務所の仕事をすると良いかと思います。

 

 1年目の弁護士は、どの方向に進んでも「伸びしろしかない」状況ですので、あまり深く考えなくても大丈夫です。

 

 

 

 一方で、弁護士業界、なかなか厳しさ増している気がします。

 

 弁護士の数は増え続け、必ずしも事件の数は増えていません。事件の単価は昔より下がっているかもしれません。広告宣伝費は高騰し、収益が見込めるジャンルは、レッドオーシャンです。

 

 このような状況で、自分がどの方向に力を伸ばすのかについて、検討しておくことは、1年目弁護士であっても大変有益であるかとは思います。

 

 

 

 以上、今日は、新人弁護士の過ごし方でした。

 

 

 

 

 

 弁護士 立花志功

2022年04月21日