どうも、札幌の弁護士の立花です。
今日は、民事裁判がどういう形で行われているのかを紹介したいと思います。
まず、皆さんが裁判というと一番イメージされるのが、実際に法廷に行って、議論をする・・・というものかと思います。
確かに、裁判を行う際、弁護士が実際に出頭するということは勿論、多いです(一般的期日や弁論準備手続きなど)。
しかしながら、裁判を行いながらも、実際には出頭しないということもあります。
例えば、電話会議です。
これは、裁判所と相手方と自分の3者が電話によって、会議を行うというものであり、裁判所への出頭は不要です。
他には、インターネットを利用したウェブ会議もあります。
これは、電話ではなく、パソコンのウェブカメラを利用し、裁判所、相手方、自分の様子がそれぞれ映る形でやり取りを行います。こちらもやはり出頭は不要です。
このように、実際には出頭しないで裁判が行われることもあります。
コロナ禍前は、原則として出頭の裁判手続きが多かった印象がありますが、最近は、電話会議やウェブ会議が多くなってきた印象があります。
では、そこで行われている内容に違いがあるか・・・と言われれば正直いって違いはほとんどありません。
ですので、期日報告書で、電話会議やウェブ会議であったとしても、ご安心下さい。
以上、今日は、出頭しない民事裁判期日もあるよというお話でした。